【はんつ遠藤のラーメン教室】第24回:ラーメンはなぜラーメンという名前なのか?

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東京や大阪など多くの地域で、ラーメンといえば醤油ラーメンを指す。だが、函館でラーメンを頼めば塩ラーメンが出てくるし、福岡などではトンコツ味だ。そんなお国柄を持つ麺料理なのだが、そもそもなぜラーメンと呼ばれるようになったのか。

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なぜラーメンと呼ばれるのか?

それには幾つかの説がある。明治43年創業の「来々軒」では「シナそば」という表記であった。シナは支那で中国の事。

有力説は札幌起原説で、大正時代に札幌の北海道大学前にあった「竹家食堂」で、女将さんの大久タツさんが、麺が柳のように見えるので、柳の麺と書いてラーメンと名付けたというもの。また「竹家食堂」では、中国人の料理人が、麺を注文されるたびに中国語で「はい」を意味する「ラー」と答えたことから名付けたという説もある。

そのほかに東京起源説の、大正時代の浅草のラーメン屋台のご主人が柳(りゅう)さんで、屋号を「柳麺(りゅうめん)」といった事から、それがなまったという説も。

ちなみに文献でラーメンの名称を最初に用いたのは、1950年(昭和25年)に発行された家庭向け料理書といわれる。ゆえに大正時代にラーメンと呼ばれていた事があったものの、一般的には戦後まで「シナそば」という表現だった。それが後に、シナが差別用語であるという認識から、支那ではなく中華、すなわち「中華そば」と名称変更された。その中華そばがラーメンとしてさらに名称変更され、広く普及していった一番の理由は、日清食品が1958年(昭和33年)に発売した「チキンラーメン」の成功。これにより「ラーメン」が定着するに至った。

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pic_hanz_01-1フードジャーナリスト・はんつ遠藤

日本のラーメンだけにとどまらず、世界中のグルメに精通する。テレビ番組でのリポーターや、カップラーメン監修、雑誌でのグルメコーナー連載、更にはフー ドテーマパークのプロデュースや監修を行うなど、その活躍は幅広い。世界中のグルメを知り尽くす舌ならではの視点で、数多くの著書を執筆し、バラエティに 富んだ企画やイベントを実施している

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